『鏡の中の自分』
以前も話したことがあるが…
私は私の容姿を憎んでいる
毒親には川から拾ってきたから似てないんだと…
毒姉からは大人になってからもずーっと
「ぶーちゃんw(豚)」と呼ばれていた…
幾度となく罵られ、貶されて続けると
鏡を見ることが怖くなる
写真さえ怖くなる
そしてなによりも
『鏡の中の自分』にさえバカにされているようで
それはいまも尚、続いている
自分と向き合うのが怖い
それは
容姿だけではない
職場や友達の前ですら着飾り、本心を出せない
イイ人を演じるのだ
そうすれば『鏡の中の自分』を消せる気がした
向き合うのが怖いから
自分とも他人とも
それを隠すためだろうか?
年相応に全く合わない、
奇抜なヘアスタイルやファッションをし
更に敵を作ることもある
40を超えても尚、このスタイルは変わらない
本当に自分をさらけ出し
自分とも他の誰かとも向き合えないならば…
嫌われるくらいならば…
いっそ自分から嫌われる道を選ぶのだ
いくら着飾っても報われない
このどうしようもない空虚感
『鏡の中の自分』はきっと嘲笑っているに違いない
「惨めだなw」「いたい奴だなw」と…
だから私は私のことをよく知らない
容姿はおろか、本当の自分ってやつがない
だから恐らく、女優さんになれるくらい
演技がうまい
そうやって、自分だけではなく
他人までも嘘で埋め尽くす
私はどこにいるんだろ?
私は誰なんだろう?
誰かにとって最善の私を演じきってきたのだが…
一度崩れ出すと歯止めが効かなくなった
そうして、パニック発作、うつ病からの
双極性障害
誰かにとっての最善の私でもなく
自我がある自分でもない
なにが好きで何が嫌いなのか?
なにがしたいのか?
何が食べたいのか?
何にも湧いてこない
「無」
誰かにとっていい子、イイ人を演じてきた女の終局…
それが「無」
残酷極まりない
が
それが今の私であり
『鏡の中の自分』なんだろう…
だから
『鏡の中の自分』の顔すら未だに知らない
この歳になると
「可愛い」とも言われなくなる
そうやって自分と向き合えた頃には
自分が想像以上にしわくちゃに年老いた自分と
ご対面するのかもしれない…
私の中の『鏡の中の自分』は
母のドレッサーの前で
「なんで私だけが不細工なの?」と泣いていた
小学校低学年のまま時が止まっている…
11/3/2024, 5:42:58 PM