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「一筋の光」

夜空を見上げていると、不意に一筋の光が、横切ることがある。

流れ星だ。

しかし、その美しさと儚さ故に、あ〜‼︎ぐらいにしか言葉が出ない。そしてその後いつも「ちっ」って思うのだ。お願いするのを忘れてたよ。

そもそも流れ星に願いを唱えると叶ういう言い伝えは、チコちゃんでいう「諸説あります」なのだが、もとはキリスト教や古代ヨーロッパのウライ・アルタイ系民族の言い伝えが元になっていると言われている。

「神がときどき下界の様子を見るために、天界を開ける。その時に天界の光として星が流れ落ちる。だからその時に願い事を唱えれば、その希望は神の耳に届き、神は願いを叶えてくれる」(渡辺美和・長沢工「流れ星の文化誌」より)というものだ。

ただこの神様はとても小心者なのか、天界をちょっとの時間しか開けてくれない。その僅かな時間で3回も願うなんて、欲深いわたしは、無理無理無理、絶対無理。そんなの早口言葉王でも無理だよう、とか思うのだ。

それでも、どうしても3回唱えたいという方のために、1つのアプリを紹介しよう。その名も「流れ星に3回願い事を唱えるのをただひたすら練習するアプリ」だ。

使い方は簡単だ。1分の間に画面に流れ星が流れる。その間に願い事を3回唱える。願い事は録音されており、言えたか言えなかったかは、その録音を聴いて自己採点という超アナログ判定。しかもそれだけのアプリという潔さ。

来月になれば、双子座流星群を見ることができる。このアプリで練習して、ぜひ夢を叶えてもらえれば、嬉しい。

ちなみに私は、2回やっただけで、速攻アプリを削除したことを付け加えておく。



11/5/2022, 6:26:57 PM