あおい

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薄暗い袖の隙間から覗いた焦って情け無い顔。まばらな笑い声も気の無い拍手もぜんぶぜんぶ、俺ならそうはならないなんて唇を噛む。凍えそうな指先とは裏腹に腹の奥が煮えたぎるように熱い。奪ってしまえと声がする。それはダメだと理性がとめる。まとまらない思考の中で余興が終わる。さあ考えろ、どうしたらあいつが出に入る?どうしたらあいつの隣にいける?目線すら絡まないこの関係からの逆転を。ああ、お前が欲しいのだと俺は言う。
【幕が降りる】

3/1/2026, 1:20:34 PM