胃弱

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 どこまでも続く青い空

 その先にあるのは一体何だろう?


 僕は、目の前にいる先生に質問してみた。

 先生は、悩んだ様子を見せたものの答えを聞かせてくれた。

 
 答えを聞いた僕は、唖然とした。

 自分の想像していた答えとは全く違かったからだ。
 
 僕は、寂しかったが先生の答えはいつも真剣だからきっとそういう事なんだろう。

 残念だな、先生ならもっと良い答え方してくれると思ったのに…

 手に持った銃で、僕は先生を○した。
 世界がぼやけるのが分かる。
 
   『ごめんね…先生。さようなら』


私は、目の前にいる敵国へ行ってしまった教え子に難しい質問をされていた。

 この答えは分かりきっていた。
 だからこそ、言える訳が無かった。

 答えは、『何もない』
人も街も自然も何もない。
だって、空だから。
当たり前だろ?
空中に何が存在するというのだ。

 でも、これを答えたら目の前の君はがっかりするだろう。だって、そういう事じゃないから。
 優しい君が求める答えは、ただ一つ。
 
      『君の国の勝利』
 
そう言う答えを言えば、
捕虜である私を殺さずに済む。

 ごめんな
 君には苦しい思いをさせてばかりだ。
 でも、国や他の仲間を見捨てることはできないんだ。

   さようなら、愛する私の生徒
 『答えは、私達の国の勝利のみ!
   お前達の好きにはさせない!』

         タイトル:どこまでも続く青い空

10/23/2024, 1:12:57 PM