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「付き合ってください!」
「ごめんね、他に好きな人がいるんだ。」
「そ、そっか。こっちこそごめんね。」
今日の放課後に告白をした。結果は惨めなものだった。 
元々玉砕覚悟ではあったが実際に「ごめん」と言われるとやはりショックを受けるものだ。
帰り道、誰もいない道を歩きながら私は泣いた。
辛いこの気持ちを吐き出すように。泣きながら思う。
私はこの先彼以外の人を好きになれるだろうか。
それに私は学校で彼に会った時、普通の友達として接する事ができるだろうか。ああ、恋なんてしなければこんな苦しく切ない気持ちにならなかったのかな。
失恋の傷はきっとしばらく癒えはしないだろう。

『失恋』

6/4/2023, 9:44:04 AM