緑碧

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「茎の部分が酸っぱい草を探しに行こう」と言って、歩いていく君の背中を追って歩いていたが、足を止める。
白い大きな犬が目の前に立ち塞がっていたからだ。
その犬は狂暴ではなくて、人懐っこいのだが、犬が苦手なぼくは恐くて、犬の横をどうしても通れなかった。
君が囮になってくれてようやく通れて、君が探そうと言っていた草が生えている場所にたどり着いた。
その草は君が言ってた通り、茎の部分が酸っぱかった。

6/22/2025, 8:06:18 AM