汚水藻野

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ふたりはいつも同じだった。

どこへ行こうと、いつであろうと、何をしようと、いつも。


時に走り、時に躓き、時に足を止めた。


その度にどちらか片方が「一緒に行こう」と言って手を握ってくれるのだ。

それは決して生温い優しさなんかではない。



どちらとも「『自分』がいちばん大事」だと言う。

「『相手』に絶対必要である存在」だと理解しているからだ。



離れることのない、途切れることのない、そんなつながり。
まるで阿吽の呼吸のようなもの。




だから、ふたりはいつも同じ。



2025.8.31.「ふたり」

ちなみにこの話一応ぐりとぐらです。
ふたりというとオレンジ(ボカロ歌)思い出しますねぇ。本当に美しい歌詞です。やっぱボカロにしかない栄養素がある。

8/30/2025, 5:02:55 PM