君は透明な爆弾みたい。
傷つきやすいくせに、君の口から出る言葉はいつも尖っていて意地悪。
ぶっきらぼうな君の後ろ姿は、どうしようもなく危うくて色っぽくて隠したくなる。
誰よりもビビりなくせに、君のアイデアはいつも大胆不敵かつ爽快。
死の淵まで近づくほど深く眠った夜、君は夢の中で世界中の屋上を駆け抜けていく。
星を掴めるくらいの好奇心を持て余しながら、君は知るのが怖い。
君が世界を見る時、その眼差しは思慮深く老成している。にも関わらず君の理解は幼稚さを残したまま。
成長しきれていない一つの体に、君はアンバランスな要素をたくさん詰め込んでいる。
矛盾をコントロールできない君は不安定で不完全。
君は割れそうなクリスタル。
君は多面体。
光を乱反射して輝いている、本当の君のままで。
7/2/2025, 1:52:45 PM