作品No.103【2024/07/12 テーマ:これまでずっと】 きみが私に向けてくる、その感情がたまらなく煩わしかった。私のことなどお構いなしのその態度が嫌いだった。 ましてや、私に直接的に向けられる愛なんて、信用すらできなかった。何か企んでいるんじゃないかと思っていた。 今なら、わかるよ。 きみがこれまでずっと、私に向けてきた感情が、紛れもなく本物だったこと。 今さら気づいても、もう遅いのに。
7/12/2024, 2:29:30 PM