No.27『冬休み』
散文 / エッセイ
書く習慣アプリを開いて、わたしは頭を抱えた。出題されているお題が冬休みと、今のわたしに全く関係のない話題だったからだ。本格的な冬休みがあった学生時代は遥か昔のことで、ずっとサービス業に従事しているわたしには、冬休みに該当する長期休暇はない。クリスマスシーズンはもとより、年末年始こそ稼ぎどころで忙しい職業だから仕方ないが、なので今回は、フィクション作品として創作するのを諦めてしまった。
だからこうして、エッセイ記事のようなものを書いてはいるが、何を書けばいいのかまた頭を抱える。冬休みの思い出といってもこれといってないし、年末年始とか冬休みシーズンのことを考えるとなおさら、仕事のことしか思い浮かばない。
そうだ。理想の冬休みを考えるのはどうか。その時、わたしの頭に浮かんだのは、コタツの中でうたた寝したり蜜柑を食べているところで、一般的にはつまらない休みだろうが、わたしにとっては最高の休みだと思わず含み笑った。
ということで、これからもお題で思い浮かばない時は散文エッセイか、エッセイ風の掌編小説になると思いますので、よろしくお願いします。
かしこ。
お題:冬休み
12/29/2022, 8:05:18 AM