毎日少しずつ寒さが増して冬が近づいてきてる。こんな寒い日にはセーターみたいな温かさが恋しくなる。そっか、もう冬なのか。
あー…うーん……冬といえばクリスマス。そんでもってクリスマスには赤い服を着てプレゼントだかなんだかを子供たちに無料配送(親負担)する奉仕活動を行ってるおじさんがいるとか。しかし、子供と大人の間を彷徨う青春を謳歌する年代からはそんなおじさんの存在など気にも止めないのだ。今や友達や恋人同士への贈り物をする風習の方が強い時代になったらしい。
さてさて、そんな贈り物について私は現在悩んでいる。君に贈り物をするべきか、、、いやでも君とは恋仲な訳でもないし、、、うーん。そこからが問題で話が進む気配は一向に見られない。とりあえずプレゼントについて検索をかけてみる。
マフラー。マグカップ。手作りスイーツ。
どれもパスだな。ちょっと重すぎやしないか。特にスイーツは…爆弾を作ってしまう自信しかない。でも手作りなら…あ、セーターとか?手編みセーターって…あーダメだ、私はそんなに女子力高くない。手編みセーターなんて柄じゃないもの作れないわ。あーもうやめにしよ。今年の贈り物はなしだ。君と恋人になってから沢山の贈り物をすることにしよう。
冬になればきっと君と帰ることがあるだろう。いや、どんな手段を使っても君と帰る。君のテレフォンカードを私が奪ったら、嫌だとか言いながら一緒に帰ってくれるもんね。たとえ贈り物をしなくたって君と私は十分仲良いし、大丈夫だよ!でも今年は友達としてじゃなくて異性として意識してくれないかな。今年は手、繋いでも良いよね?そう考えながらクローゼットにしまっておいたセーターを掘り出した。久々に着たセーターはすぐに熱を帯びた。ぬくぬくとしながら明日会える君のことについて再び考え始めるのだった。
題材「セーター」
11/24/2024, 11:15:29 AM