もう、見ているだけでいい、そう思った。だがそんな決意も虚しく、少しでも話せばもっと声が聞きたくなるし、他の人と話している姿を見れば、こちらを見て欲しくなる。自分で制御できるものならとっくにそうしている。制御できないから困っているし、戸惑っているのだ。願うことすら不相応だと分かっている。分かってるけれど…。あの時見た、自分に向けてではないあの視線。あの視線を一度でいいから自分にも向けて欲しい、だなんて。【お題:届かぬ思い】
4/15/2024, 2:36:13 PM