君が見た景色を
私も見たい、そう思った。
そしたら君は意地悪に笑って
ここへ連れて来たんだ。
そう、バンジー。
ニコニコしながら
いつの間にか私にハーネスを付けてて
もうバンジージャンプするしかない状況に
なってしまっていた。
踏み出す勇気が中々出ない中、
君は私の背中をドンッと押して
普通に泣きながらバンジージャンプをした。
でも、君がなんでここに来たかはわかった。
目を擦って見たのは
透き通る川の水と
峡谷の間を沈んでいく夕日。
幸せで胸が溢れるって
こんな気持ちなのかなぁって。
君が見た景色って
こんなに幸せで
溢れてたんだなぁって。
"Good Midnight!"
今度は私の見た景色を
見せようと思って
君の写真に私が撮った景色の写真を
特等席で見せてあげた。
8/14/2025, 4:11:37 PM