始まりはいつも私からだった。あなたの目から出た糸の先。私の後ろを見渡す目。一体誰を見ているの?貴方といつも一緒に居たいのに、あなたと一緒に居ると寂しいの。
ひとりぼっちみたいよ。
あなたと目はあってるのに、あなたの視線の先は私じゃない。いつからだったっけ。いつからこうなっちゃったんだっけ。あぁ。そうか、5月。私の姉が亡くなった日。
そうね、そっか、そうだよね。変わったのは貴方じゃなくて私。あなたは私を愛してくれていたのにね。ごめん。
貴方のことを愛しているのに、一緒に居たいのに、今では貴方と一緒に居ると、一緒に痛い。
さよなら愛おしい人。さようなら。愛しているわ。愛しているけれど駄目なの。
もう私は貴方を愛していない。お願い。戻れないのよ。だから、私を見ないで。
10/20/2024, 10:10:36 PM