「うわぁ〜!!!!!ねぇ!綺麗だよ○○!!」
「笑笑、ホントだね〜」
夕日が綺麗と有名なインスタ映えスポット。付き合って1年目、ここ行きたいね〜って話してて、予定を何とか空けて来た場所。
彼女がこんなに喜んでくれると、予定を立てた俺も頑張った甲斐があったなぁと思わせられる。
「ねぇ、○○....。この夕日も今はこんなに綺麗なのに、もうすぐで沈んじゃうんだよね、?....私、すっごく悲しい。」
彼女が俺の手をぎゅっと強く握って呟いた。横髪が彼女の顔を隠す。
いや、見なくてもわかる。きっと彼女は悲しい顔をしているに違いない。
夕日が沈みかける。
さっきまで凄かった人混みもだんだんと減ってきて、カップル、俺たちを合わせて3組ほどだ。
夕日が沈む。
彼女はしんみりした雰囲気を纏う。
「ねぇ、△△ちゃん。夕日沈んじゃったね、。」
「.....うん、そうだねえ。」
「ねぇ、△△。怖い、?」
「....うん、ちょっと。」
彼女を抱きしめる。
彼女の華奢さが俺の守りたいという気持ちをより一層強くさせる。
「夕日沈んじゃったけど、俺がいるから、これからも。だから、結婚、しよ?」
夕日が沈んだら......。💍
4/7/2024, 1:43:35 PM