御蔭

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「めでたし、めでたし」
いつだって結末はそうだ。

だから読者は問うた。
何故バッドエンドを書かないのか。

作家は答えた。
せめて虚構の中では夢を見ていたい。悪は等しく裁かれるべきだし、善は等しく報われるべきだ。

現実では到底叶わぬ夢を託す。
故に、彼女たちは彼らの手を取るのだ。

『Dream born/Dreambone(夢現を組み上げて)』
「ただ君だけ」

5/13/2025, 12:56:55 AM