「もう、死にたい」
「死にたいなんていうなよ」
「光祐(こうすけ)にはわかんなよ」
「うん、分かんないよ、お前がどれだけ、苦しんでいても、本当のことは」
「苦しいって分かっててそんなこと言ったの?」
「そうだよ、でも、そんなの皆、あ、いや、ごめん」
「みんな?皆なに?知ってたって言うの?なんで、言ってくれなかったの?」
「確かに言うのは遅れたけど、夏帆(かほ)が傷つくと思って…」
「言っとくけど、私はそんなに弱くない」
「泣いてるじゃん」
「……せい…」
「かほ?」
「…いい?泣いてないから、弱くないって言ったじゃん」
「…………日本って比較的平和なんだよ、だけど、自殺する人も多いんだ」
「うん」
「まぁ、だから、なんだ、その、死ぬな」
「………連絡が、つかない、の」
「なんで?…てか誰と」
「…きりん」
「ゃ、え?誰」
「知らないんならいいよ」
「あぁ!!待って待って、知りたい!教えて?」
「…私の友達、セレブらしい…」
「せ、は?馬鹿じゃないの?お前なんかが繋がれる訳無いって」
「……」
「…睨んでこないで、悪かったよ」
「なんで、来ないのかな?私悪いことした?」
「…連絡は待ってるだけじゃダメなんじゃないか?お前からもしたら?」
「確かに?」
「簡単なことだろ?って、おいバカ!!そこのフェンス、足のほうが脆いからよっかかった危」
「な、いだろ?」
-
友達が死んだ。
事故だったのか、自分から身を投げたのか。
卒業間近だった。
誰一人泣かない。
むしろ、喜びに満ちている教室で、俺だけ、悲しんだ。
もう、いいか。
捕まっても、死んでも。
今、この場にいる俺も含めた全員の人生を。
ー終わりにしようー
あの、めっちゃ変な感じになったんですけど、すいません。
それと、…←これ抜かして縦読みお願いします。
凄い頑張りました。
7/16/2024, 8:41:35 AM