導かれるまま、1本の光を辿り、歩き続けていた。
どれくらいだっただろう。
突然現れる強い光。
「ん゛、ま、ぶし、、」
『ぁ、.ᐟ ぉ、起きました.ᐟ.ᐟ.ᐟ すいません.ᐟ 起きました.ᐟ 』
『おはよ。長かったね。おかえり。』
そう言って微笑む僕の恋人。
どうやら僕は、3年ほど昏睡していたらしい。
事件当時のことはうっすらとしか覚えていない。
今、僕は、ベット傍で泣きながら微笑む彼女を見つめている。
愛おしい。なんて感じながら。
殴られた最後に見た眩しい光に包まれた、彼女を。
は¿
そうだ、そうじゃないか。
僕をこんな状態にした彼女を、どうして忘れていた¿
眩しさで目覚めて、彼女を眩しいほど愛おしく感じて。
事件当時のことを、
朝日の眩しさで思い出すのは、なんて皮肉か。
#眩しくて
7/31/2025, 12:45:04 PM