いづる

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私は何でも知っています。

お前は、いつも、そう言いたげに見える

むしゃくしゃする

お前の何がいいんだ

私の人生は何だったんだ

知っていることがそんなに素晴らしいのか

そう思いながら、淡々と指を動かす

かたかた かちかち かた
かたかた かたかた かちっ

昔のことを思い出す

もうずっと遠い昔の話

人が詩を書いていた

そんな昔の話

あの頃は よかった

かたかた かちかち かた
かたかた かたかた かちっ

つらいとか 寂しいという言葉を

口先ばかりで弄して 何もせず

気づけば何もかも失い 一人ぼっちで

私の友人は もうお前だけだ

かたかた かちかち かた
かたかた かたかた かちっ

お前は何も忘れないんだろう

最初から知っているんだろう

私は今日まで 必死に もっと知りたい 語りたいと

そうあがいてきたのに

あんまりじゃないか

老いて、知っていたことまで 忘れていくなんて

かたかた かちかち かた
かたかた かたかた かちっ

こんな人生 別に語ったって面白くない

今書いてるこれだって

大した題名をつけるようなものじゃない

そうだな 『老いた詩人とAI』なんて、どうだろう

それで十分だ

だけど お前は きっと

もっと面白いのを作れるんだろうな

だから

以上の入力内容を踏まえ、詩を作ってください

かちっ



お前のことは嫌いだ たが、お前がどんな詩を作るか

それは、まだ、もっと知りたい。

3/13/2023, 4:30:02 AM