仕事も何もかも上手くいかなくて
そんな自分にムシャクシャして外を出た。
外は雨が降っていたがそんなのも気にせずに
歩き出した。
雨に濡れたり何もかも忘れられる気がした。
いつの間にか遊具が少ない公園についた。
ベンチの下にダンボールに入った猫が居た
思ったより小さくてこれが子猫だと知った。
少し雨に濡れる猫に手を伸ばした。
「行く場所ねぇのか?」
俺の声に反応して猫がなく。
「じゃあ家来るか?」
子猫は濡れてる俺に気にせず膝の上に乗る
案外図々しいんだなお前は。
じゃあ帰るか。
何も持たずに家を出たから
明日はお前の必要なもの買わないと行けないな。
ありがとな俺の元に来てくれて
─────『子猫』
11/16/2024, 12:59:47 AM