遠くの空へ飛んで行ったその時に気づいたんだ。きっと何かを見つけて、そしてきっと戻ってこないのだと。それは無知らせというのだろうか他人は笑うだろう。そんなことはないと無責任に言うだろう嘘も偽りもない。けれど、その中に慢心があったような気がした。飛んで行ったその時の背中を見つめた時涙が溢れ、その姿さえも朧げになった。どんな顔をしていたのだろう。どんな気持ちだったのだろう。そんなことを思いながら、空を見上げる。
4/12/2024, 11:45:17 AM