僕はどうしようもなく劣等感にまみれた人間だ。
一人でいると、直ぐに自分を卑下してしまって。嫌になって。辞めてしまいたくなって。
結局気づくといつも、暗い部屋のすみっこで、グラスの中の琥珀色の液体と見つめ合ってしまう。
自分とは何だろうか。なぜ自分は存在しているのだろうか。何のために......。
答えのない自問自答。堂々巡り。
こんな僕でも、時々、この終わりのない対話から抜け出せる時がある。
君といるときに感じるこの感情。 そうか、これが優越感か。
他者を通してしか自己を認識でき無い。そんな弱い存在でもいい。
僕が君を特別な気持ちにできるのなら。他者には代替できない存在でいられるのなら。
それが僕にとって一番の優越感だ。
7/13/2022, 1:37:46 PM