生花

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#毎日の小説の題名で長編小説に! #恋愛
#2人の出会い

学校の窓ガラス割るとかもっての外。
騒ぎになることはしないし、
騒ぎに乗じることもしない。

今日、窓ガラスを割ってしまった彼。
私は、何故か彼をかばってしまった。
いつも静かな私が言う事で担任は引き下がってくれた。
『……ハア、大丈夫?』
「……!」
「あ、あぁ、ありがとう。」
『ん。』

今日のホームルーム中
(あぁ〜!やっちゃった。)
(騒ぎには乗じないって決めてたのに!)
うわぁ、とか一人でつぶやいていると、
声をかけられた。
「今日、一緒に、帰、れない、?」
『………いいよ。』
「パア!」
「ありがと!」

『ね、』
「何?!」
『“ツトキユ”って知ってる?』
「………?」
「何?それ。」
『いや、なんでもない!』
「、そっか。」

「バイバイ!また明日。」
『バイバイ。』
また明日なんてよく軽々しく言えるな。
“ツトキユ”とは、
余命を教えてくれる悪魔。

彼は、寿命が見えた人にしか返信しないらしい。
寿命がわかるのは、1年未満で死ぬ人だけ。
写真を見たら、頭の上に表示されるらしい。
興味を持ったので、クラス写真を送った。
すると、昨日返事があった。

[右から3番目の彼は]

[2ヶ月後に残念ながら亡くなられます。]

悪魔は残酷なことを伝えてきた。
そして、今日助けたのが“その彼”。
肩入れしないようにしようとしたのに
彼には最期まで楽しく過ごしてほしい。

ツトキユとは、時を告げる悪魔だった。
【時を告げる】#2

9/6/2023, 11:02:38 AM