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君の目を見つめると

〜続き〜

次の日そらくんは学校でずっとお母さんの事が心配だった。その日の休み時間もそらくんは教室の窓から外を眺めながらお母さんの事考えていた。すると「そらくんどうしたの?今日は元気ないね。朝から下向いてるから心配だったよ」と担任の先生がそらくんの傍に来て言った。「だから先生は僕の事ずっと見てたの?」そらくんは不思議そうに聞いた。「うん、とても心配してたよ。もしかして昨日何かあったの?」先生はそらくんの目をじっとみつめて聞いた。「あのね先生、昨日僕が帰ってからお母さんが買い物に行ってくるって行ったまま帰ってこなかったの。おじいちゃんに電話してすぐ来てくれて警察に連絡してくれたの」そらくんは、昨日の出来事を先生に話した。お母さんは「まだ帰ってきてないの?」先生は心配そうに聞いた。「......うん」「先生お母さんに何かあったらどうしよう、僕どうしたら良いの?」そらくんは泣きながら先生に聞いた。そらくんの思いを知って先生はそらくんを優しく抱きしめて、「辛かったね、不安だったよね。お母さんは大丈夫だと思うよ、きっと」そらくんは先生の腕の中で泣きじゃくった。その日そらくんは帰ってからおじいちゃんの家に行った。すると出迎えてくれたおばあちゃんがお母さんの事を話してくれた。昨日そらくんが寝たあとで、おじいちゃんがスーパーの周辺を探していたらしい。すると警察の人がお母さんが帰りに事故にあって病院にいると言った。それを聞いてそらくんは、「病院に行く、お母さんに会いたい」と言った。おじいちゃんは「すぐ出発しよう」と言っておじいちゃんとそらくんはお母さんのいる病院に向かった。病院に着いて案内された病室へ行くとお母さんは骨折をしていて右足は、包帯で固定されていた。「お母さんっ」そらくんはベッドにしがみついた。「そら、心配させてごめんね」そらくんは「心配したよお母さんでも良かった。怪我大丈夫なの?」お母さんは、「うん、前の車と衝突しちゃってね、弾みで反対車線のガードレールにぶつかったの、それで右足を骨折しちゃったの」「そうなんだ、でも右足の骨折だけで済んで良かったね」そしてお母さんが退院するまでそらくんはおじいちゃんとおばあちゃんの家で生活することになった。

4/6/2024, 11:57:10 AM