初めて友達ができたのは、5〜6歳の頃。
内気で友達が1人もできず、保育園でいつも1人でいた私に、先生が「あの子と友達になったら」と話しかけてくれた。
多分自分からは言えなくて、先生がきっかけを作ってくれたんだと思う。
もうそのきっかけは全く覚えていないけど。
初めての友達は、礼子ちゃん。
わたしのたった1人の友達だった子。
多分その子も人見知りで、ひとりぼっちだったんだろうな。
同じような2人をそっと結びつけてくれた先生、めちゃくちゃ優しい。
そして、一人一人の子をちゃんと見ていてくれたんだと思う。
小学校に入っても、ずっと仲良しの友だちで、毎日のように遊んでた。
いっしょにいても気を使わない、特にはしゃぐ2人ではないけど、とても気が合っていっしょにいるだけで良いって感じの関係だった。
上級生になってクラスが分かれて、なんとなく疎遠になってしまった2人。
何せ性格が似てるから、お互いにもうクラスも変わって親しい友だちができてるんだろうなぁ、私なんてもう忘れられてるに違いないなんて思って声もかけられなかったんだと思う。
今ならそんな事気にしないで、話しかければよかったのに!って思うけど。
幼い2人にはそれができなくて。
だけどずっと忘れられない、懐かしい存在。
今でも故郷の町に行くと、礼子ちゃんどうしてるかな?って思い出すし、町で偶然会ったりして!なんて淡い期待をしてみたり。
会っても2人ともおばあちゃんだから、多分わからないだろうな。
でも、何か感じるはずだとも思ったりする。
私の友だち第一号は、一生礼子ちゃんなんだからさ!
7/6/2023, 10:55:11 PM