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雲の切れ間から青空が顔を覗かせて、遠い空に浮かぶ七色がもう雨宿りが必要ないことを伝える。
少し残念な気持ちを隠しながら行こっか、なんて立ち上がる僕の手にほんのり暖かい君の手が触れた。
「もうちょっとお話ししようよ」
君のこと知りたい。
続けて放たれた言葉に断る意味なんてなくて、君の隣に腰を下ろす。
雨上がりの少しひんやりした気温がちょうどよく感じた。

雨上がり

6/1/2025, 10:16:29 AM