ソファに座って眠っている恋人。
疲れているのか、隣に座っても起きる気配は無かった。
そんな彼女の頬を撫でると、こそばゆいようで眉間が少し動いてから、ふにゃりと緩んだ笑顔で眠りについた。
「ふふっ」
なんとも気の抜けた笑顔に思わず俺も笑ってしまう。
今朝。
彼女が楽しい夢を見ていたと言っていた。
今もその夢の続きを見ているのかな?
このままここで眠らせるのも気が引けたから、彼女を横抱きにしてゆっくりと持ち上げる。
寝室に向かい、ベッドに降ろした。
「夢のつづきを楽しんでね」
おわり
二四一、あの夢のつづきを
1/12/2025, 2:31:48 PM