目が覚めると、真っ白な天井が見えた。
よーく見ると、きめ細かくお花の絵が書いてあったり
起き上がり周りを見ると、そこには、
赤いひとつの角を生やした人間がいた。
とても美しく5秒くらい見とれてしまった。
その女性に「ここは何処ですか?」と尋ねた。
その女性は「ここは谷の下の聖域だ。」と、答えた。
聖域?ていうかなんでこの人は角が生えているの?人間じゃないの?
「私は人間では無い。」
女性は急に言った。
心を読まれた?どういうことだろう。人間ではない?
私は頭が疑問でいっぱいだった。
目が覚めてから不思議なことばっかりだ。
あっもしかして、夢だろうか?
「夢では無い。」
また心を読まれた、、、。
女性は、言った。
「ここに着く前のことを覚えていないのか?」
嗚呼。そうだ。私は生贄なのだった。
村の疫病神の私。
代々生贄として続いている家系。
しかも私は不幸を招く体質だったので、
幼少期から閉じ込められ
予定日より3年前の儀式に、
生贄として殺されたんだ。
嗚呼。この世に目覚めるときから間違っていたんだ。
7/10/2024, 10:35:47 AM