終末時計

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貴方は赤色だから〇〇だよね、とか
貴方は黄色だから△△じゃないよ、とか
カテゴライズされるのはごめんだ。

誰しもが一色の人間ではないのに、
必ずしも生まれてから死ぬまで、
ずっとその色とは限らないのに、
人はなぜか、他人を一色に決めたがる。

その方が安心するから?
同じ色の人と群れられるから?
違う色の人を拒絶できるから?

たまに思うのだ。

無色の世界で生まれたら、
みんな仲良くできるのだろうか?と。

この色よりこの色の方がキレイ、とか
この色は汚い色だ、とか
そんな争いから開放されるのだろうか。

私は無色になりたい。
そして、その日の気分でいろんな色にもなりたい。
無色の世界は、自由の世界と同義だと思う。


「無色の世界」






4/18/2023, 6:45:27 PM