"夢を見てたい"
ふらふらと、脚を彷徨わせて座っている。
木々と、灯籠を抱えた美麗な庭しか見えない縁側で
ただずっと、もどかしく思っていた。
何かはわからないが
何かをしなければいけない、ことはわかる。
チチチッと小鳥が鳴いて、そんな私を侮蔑する
何処へ行こうというのか、絶えず前後に振れている脚と、とくんとくんと小さく刻む心臓だけが動いていることに、意識が向いている。
ふと、息をしていないことに気付いた。
苦しくなって私は咳をする。この世で私だけが滑稽だった。
辺りにその音だけが耳の中で鳴り響く。
どうしてそんなに惨めなの?
頭の中に声が響いて、喉の奥から空気が抜ける音がする
理由を知りたい。確かめたい。なんとかしたい。
だが、とっくに冷えた頭は思考すらできない役立たず。
何もできない臆病者ね
頭の中の誰かが私を笑い、軽蔑している。
四肢を動かすのが億劫になって、風に煽られる木々をただ眺めた日になった。
1/13/2026, 11:35:24 AM