HANAMI

Open App

『星を追いかけて』
今日の空は、とても綺麗だった。
一つ一つの星が輝いて、近くにあった月とまっちしていた。
雲一つない空。

流れ星を見たんだ。
一瞬で消えてしまったが、とてつもなく綺麗で、
美しかった。
私は、その流れ星を見続けた。
また、流れ星が流れてきた。
沢山、流れている。
まるで、現実じゃないみたいに。
私は流れ星を追いかけた。
無駄だとわかっていても、足が勝手に動く。
息が上がらない。
無心で走り続ける。
足が疲れない。
すごい
私は流れ星がどこに行くのか気になる。
一緒にいきたい

しばらく走っていると、また、とても綺麗な川を見つけた。
入ってみたかったが、なんせ、裸足で野原を走ったんだ
足は土だらけで汚い
こんな足を、綺麗な川に入れることは出来ない。
ただ、見つめるだけだった。
気がつくと流れ星はいつの間にか消えていた。

―ぃ―ぉ―ぃ―
誰かの声が聞こえる
誰かが私を呼んでいる
初めてここで人に会った
誰だろう

……そうか…
やっとわかった。
なんで私が此処にいるのか。




『…私、死んだんだ……』

7/21/2025, 1:34:56 PM