ずっと、守られてばかりだったから。
だから、守りたいって、思ったんだ。
ズキズキと痛む眼を、君に気づかれないようにそっと庇う。
もうずっと痛くて、煩わしくて仕方ないけど、こうなったことに後悔はしていないんだ。
だって、君がこうなってたら、もっと痛くて、辛かっただろうから。
でも、その辛さを君に味わわせることになるなんて思わなかった。
それだけが、唯一の後悔、かな。
そうでなくても、優しい君はきっと泣いているのかもしれない。
僕が、怪我をしてしまったことに。
僕から光を奪ってしまったことに。
弱虫な僕が、君を庇って奮起したことに。
ずっとずっと、後悔して、自分を責めているのかもしれないね。
ーーーだから、僕は”泣かないよ”。
痛くて、見えなくて、迷惑ばかりかけてるけど。
これは僕が選んだ結果だら、君のせいじゃないって伝えたくて。
痛む眼を君から隠して、今日も僕は笑うんだ。
泣かないよ
3/17/2023, 2:55:23 PM