27(ツナ)

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欲望

彼女の腕が僕の首に絡まる。
それはまるで蛇が首に巻きついて絞め殺そうとする勢いで。
彼女の腕がキツく締め上げるほど、僕の口からは
あられもない嬌声が漏れる。

あぁ、僕はどうしようもない奴だ。
そんな淫らな妄想をして、やるせない気持ちになって、もどかしくて自らを慰める。

僕は別に殺されたいわけでも死にたいわけでもない。
ただ、死ぬほどの快楽を味わいたいだけ。
誰も知らない欲望にまみれた本来の僕の姿。
けれど、誰だって持っているはずだ。
他人には絶対に言えない危険な欲望を。
君の欲望はいったいどういうものなのかな?

僕はおぞましい欲望を秘めながら、何食わぬ顔して、目の前で美味しそうにコーヒーを飲む君に笑いかける。


3/1/2026, 10:27:03 AM