両面宿儺推し♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥

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【真夜中】#6

ある日の真夜中僕は何も出来なかった
あの人は最期にこう言ってくれた
『貴方が悪いんじゃない。だから大丈夫よ。』
って。
僕を罪悪感から解き放とうとしてくれた。
でも、でも、本当のことなんだ。
僕が悪いんだ。僕があれを頼んだから…。
僕が叔父さんに鍋の買い出しを頼まなければ。

叔父さんがあの人を恨んでるなんて知らなかった。いつも仲が良かったのに。
なんで…なんで…2人の大事な人達を一気に奪うんだろう。
みんなからすれば叔父さんは加害者であの人は被害者だ。
でも僕は違うんだ。あの人は憧れであり、好きな人だった。
叔父さんは虐待を受けていた僕を救い出して今まで育ててくれた恩人だ。
あの人は真夜中に死ぬべき人じゃなかった。
叔父さんはこんなことで犯罪者になるべき人じゃなかった。
僕はどこに行けばいいんだろう。

僕も真夜中にあの人と一緒に消えてしまおうか
僕も真夜中に叔父さんと一緒に行ってしまおうか
そうだ。全て真夜中なのが悪いんだ。叔父さんだって暖かい昼だったらあの人を殺すなんて事はしなかったはず。
どうしてどうして叔父さんはあの人を恨んでいるのだろう。
僕は決めた。

5/17/2024, 11:17:27 AM