KANNE

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2番目のむすめが
まだ小さいころ

夜寝るときは
ダンナ、2番目のむすめ、わたし
と、川の字になって布団に寝ていた

それは夏のある夜

わたしはなんの前触れもなく
深夜に突然目が覚めた
そして
なんの気はなしに
隣で寝ている2番目のむすめの方を見た

仰向けに寝ていたむすめは
なんと
左あしを高々と天井にむけて
あげていたのだ

わたしは
咄嗟に布団から転がり出た

それと同時に
わたしが寝ていた顔があったあたりに
むすめの踵落としが炸裂

間一髪だった

2番目のむすめの寝相に
恐れをなしたわたしは
少し離れて寝たのだった






7/29/2025, 10:49:55 AM