MIKU

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#突然の君の訪問

僕は、ある女の人に恋をした。

でも、僕は女の人に恋をしてはいけない。

もし、恋がかなったとしても僕は絶対に自分を恨むだろう。

泣くだろう。

そう思ってたのに

「こんにちは」

げっそりとした顔で言った。

僕は悔しさと悲しみの籠った涙を抑えるので。大変だった。

僕は、ずっと見守っていたのに。

助けることが、出来なかった。

そして、君は泣きそうな声で、





「私は、死んだんですか?」

僕は、言った。

「あぁ、そうだ。」

彼女が、居たのは少し薄暗い病室だ。

そこの鏡にうつる、自分をみた。


全身は真っ黒なローブを着て、
顔は白いお面のようで。

大きな鎌を持っている。

「あなたは、死神ですか?」

聞きたくなかった単語だ。

「そうだよ」

そう、僕は死神だ。

そして、僕の仕事は人の最後を狩るのことだ。

なのだけど、なんだけど。

生きていて欲しかった。

「お前はもう少し生きろ、」

僕は、彼女を押した。

「きっと、こんなことをしたら」

「生きていけないよなw」

それでもいい、だって。


君の突然の訪問は、まだ先のはずだから。

8/28/2024, 12:25:46 PM