君の光をいっぱい集めた大きな瞳が、私の手を引く少し冷たい掌が、控えめなサボンの香水が、コントラバスのような落ち着いた安定感のある声が、時が経つに連れて少しずつ記憶の蚊帳へ流れ落ちていく。けれど、私は殆ど残っていない君の残骸を掻き集め、幸せだった日々の欠片を垣間見て人生を歩くばかり。未練たらしい人、皆は私を笑うのでしょうけれど。雨がやみませんね。私の中で、いつまでも。📍『君と歩いた道』
6/9/2025, 12:28:10 AM