【哀愁を誘う】
やあ、元気かい?
今日は"哀愁を誘う"っていう
お題を意味を知らなくて調べてみたら
『ふと物悲しい気分になる。』
と書いてあったから
色々思い出してしまってね、、、
物悲しい気分になっていた。
物悲しいと言うと一番近い記憶は
やはり親友の事だろうか。
親友はほんとにいい子で
僕には勿体無い子だった。
何かあれば率先して自分がやる。
嫌なことは必ず引き受ける。
とてもいい子だった。
でも裏では本当はそういうことはやりたくないらしい
誰かがやらなければならないことだから
誰もやらないから自分がやるしかないんだと、
いつも言っていた。
側から見れば腹黒の怖い人だと思うかもしれない
僕もそう思った。
でもその黒色が、その頃の僕には輝いて見えた。
やりたくないと嫌だと思っているのに
それでも誰もいないなら…
そんな人がすごいと思った。
表だけでなく裏も見えているのに
そっちが真実だと頭ではわかっているのに
表しか見る気しかない僕は
よほど頭がおかしいのだろう。
その頭のおかしさが良くなかったのか
それでも僕と同じ舞台は嫌だったのか
親友は離れていった。
最初は未練タラタラでどうしても嫌だった
離れてほしくなかった。
見れば見るほど苦しくなって胸が冷たくなった。
全て自分が悪いのだから。
全て謝るから…戻ってきて欲しいと懇願したものだ
親や友人は皆、
元々そういう子だったでしょ
気負うことはないさ。
君は優しすぎるんだ。追いかける必要はない。
その頃はそういう言葉を求めているわけではないと
密かに怒りの炎を燃やしていた。
でもだんだんと全体が見えてきた時
周りの人が言うように
全て自分が悪い訳ではないということが分かってきて
怒りの炎は密かに消えた。
その時からだんだんどうでも良くなってきて
今では普通の人として接している
相手はそうではないようだけど……
まあいいだろう。
僕は頭のおかしな人間だ。
君も知っているように。
どうしようもない自己中で
人好きで人付き合いは嫌い
そのくせ嫌いな人はほとんどいない
人好きだからどんな人でも手を貸す
そんな人間が優しい、心が広いだなんて
世も末だな。
ただの自己満だというのに。
罪を犯しすぎた僕には
この性格がちょうどいいのかもしれない。
でもこの性格でも
人が離れていくのは少し悲しいな
まぁ いつものことなのだけれど。
君が私を見る目はまるで虫でも見るかのような目だ
いや目すら合わない。合わせれない。
かの親友にそんな目を向けられて
正常でいるのはこんな僕でも難しいのだ。
その目はいつも僕の心に哀愁を誘う。。
本当に楽しい日々をくれた
嫌われているとしてもお礼くらいはしなければ…
見ているか分からないけれど、楽しい日々だった。
今までありがとう。
嬉しかった。
11/4/2024, 1:46:54 PM