好きな本
16歳になる娘のお小遣いは、中学生
のころから変わらず千円だ。
超インドア派の娘は、滅多に遊びに
出掛けない。たまに遊びに行くとき
や服などの必需品は、別でお金を渡
している。
千円のお小遣いは、ほぼ好きな本代
(フィクション小説) に消える。電子
書籍や図書館で借りることはせず、
好きな本を購入して手元に置き、自
分の本棚に並べることに幸せを感じ
るそうだ。
ときどき全部で何冊あるかを数えて
は、満面の笑みをうかべている。
お小遣いの金額も、千円のままで良
いと娘が言った。何かと自分を持っ
ている娘がおもしろく、愛おしい。
6/15/2023, 11:26:42 AM