佐藤 と塩

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『お父様!お母様!兄上!』

「お前はお逃げなさい!!!」
「私の書斎に隠し扉があるそこから外に逃げるんだ!」
「アテナ!お願いお兄ちゃんの言うことを聞いて。」
「「「アテナはこのローズブレイド家にとって、たった一つの希望なのだから!!!」」」

後日盗賊が帰ったあと、僕は家に帰った。
そこには2度喋ることは無い、赤い固まりが3つあった。使用人たちは1点から始まる血の滲みだけなのに。

僕はよく熱を出した。だから屋敷では本ばかり読んでいた。そのおかげでか、少し知識については自信がある。だが運動は壊滅的だ30m走っただけで息が荒れる。オマケに内気だ。そんな僕に優しく、暖かく接してくれた家族は昨日死んだ。
僕は憎かった。父と母さらに兄までも殺した顔もわからないやつが。だから探すことにした。そして殺すことにした。

まず情報を集めたかったからまだ生臭い屋敷に帰った。
恐らく死体から見るに使用人5名は背後から刃物で心臓を一突き、通路も見て、1人の犯行であると思った。次、使用人 2人は脳天を突かれて射殺。配置的に屋敷から南方に敵がいたのだろう。たぶん3人目もいる。使用人はぜんぶで11人。残りの4人は身体部関係なく一突き、出血多量で死んでる。最後4人目、僕の家族を殺した人。たぶんハンマーなんかを持っていたのだろうか、3人とも潰れていて原型を留めていない。

2つ目の手段闇市場に行ってみた。
『そこのおじちゃん!!最近起きたさローズブレイド家全滅について詳しいこと教えて!!』
「その話題は高いぞぉー!僕出せるかい?」
ドサッ
「おぉ銀貨100枚、太っ腹だね。いいだろ話してやる侵入したのは、ヴァーミリオン男爵んとこの雇いもん達でなぁ。あそこんとこと、意見が食い違ってしまったらしくてなぁ。」
へぇ
『おじちゃんありがと』
「あんまり関わんねぇー方がいいぜ、特にガキはな」
案外早く見つかったなぁ。ヴァーミリオン男爵か

3つ目2日後にある舞踏会に参加する。そのために、パートナーを探す。とりあえず色んな男爵んとこ回ってくか。女装して。

『ごきげんようフリードリヒ様。』
「あぁ!お初にお目にかかりますアテナ嬢!」
『なんと美しいお方。一緒に舞踏会でも出れたら家宝ですわね!』
「え!その、、良かったら、明日の舞踏会ご一緒してくれませんか!」
『まぁ喜んで!』

無事参加出来た。よしヴァーミリオン男爵を探すんだ。
あっいた。よし、
ドカッ
『あっすみませんヴァーミリオン男爵!!!!』
「チッ 薄汚い女が気安くさわるん、ほぉ、よく見ればいい顔してるじゃないか、」
「今夜飲まないか?」
『ヴァーミリオン男爵!!ありがとうございます!!ぜひお供を!!』


『ほんとに御屋敷まで上がってしまって大丈夫なのですか男爵』
「あぁ良いとも美しい、グプッ女性だからなぁハハッ!グプッ」
『まだまだ夜は長いですね!』

『それではさようなら、』
僕はフリードリヒの元へ帰った。
1時間後男爵は死んだらしい
はっ、あっけなく死んだなヴァーミリオン!アルコールの取りすぎて死ぬことも知らないバカが!僕が飲ましたのは致死量ギリギリの本数のみ。きっとあの後も飲むだろうと思ったたから、僕へのアリバイを作った。ちなみに僕が男爵になりきってローズブレイド家襲撃の日の日記も書いといた。男爵の机の中にひっそりね、

後日僕が書いた日記が発見され、僕の家族を使用人を殺した4人は処刑。ヴァーミリオン家は無くなった。

僕は家族のために使用人のためにこの知識を使った。だから次は、民のためにこの知識を使いたいと思う。
クソみたいなやつを僕の知識で滅多刺しにしたい、

『僕はこの国のたった一つの希望になる。』


3/2/2024, 3:41:49 PM