どうして父は母に観たいテレビを譲ることさえ出来ないのだろう。母の精神が限界を超えている。母が倒れたら周りは驚くかもしれない。ボクは"また守れなかった"と悔やむと思う。自分が溺れている時は大切な人の心のサインを見逃すことがある。お婆ちゃんの時はそれですごく後悔した。だから真夜中の3時、他の人が寝てる時にちょうど会えたから声をかけた。「ボクは母が倒れないか心配だ。父とか兄とか仕事とかボクの体調とか、一気に積み重なってる状況だから。昨日はボクと母の2人しかお風呂に入らなかったとしても、沸かして入った方が良かったかなって後悔してる。温泉に行きたいって言ってたから一緒に行こうって気持ちを後押ししてあげた方が良かったかなって思ってる」
削れた心は完全には元に戻らないけど不器用ながらも補修して溝を埋めてあげたい。せめて心だけでも遠くの街へ。テレビってそういうものでしょ?これ以上、母を傷つけないで。
題『遠くの街へ』
2/28/2026, 7:10:37 PM