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『新年』


久しぶりに開いた画面
震える手をそっと撫で、私は深呼吸をした。

「明けましておめでとう」

私と彼は、おそらく、出会ってはいけなかった。
いや、出会うには早すぎたのかもしれない。

私は、彼と話していると私でなくなる。
彼は私を弄ぶ。翻弄する。それを面白おかしく思うだろう。

それでも離したくなかった手を抱きしめて、涙を堪え、私は笑っているフリをする。

本当は、大好きだったよ。

私はようやく自分の呪縛から手を離せた。


「頑張れよ」
「うん、そっちもね。」


単調なトーク画面
もう、これから本当に彼とは話さなくなるだろう。
最悪な物語のエンドロールを迎えたあと、貴方はもう一度確信を得るために見たが、私は途中で見るのを辞めた。
私は、彼から逃げたのだ。


1/1/2026, 11:52:59 AM