Lati

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2025年6月15日
【マグカップ】

朝の光が
斜めに差し込むテーブルの上
君が置いていった
マグカップが 一つ

取っ手に指をかけてみても
もう君の体温は残ってない

けれど
ふいに 笑い声がよみがえる
ミルクティーが苦くなった日も
黙ってお湯を注いでくれた朝も

マグカップって
ただの器なのに
こんなにも 思い出を溶かしてしまうんだね

今日も一口
少しさめたコーヒーを飲みながら
君のいた日々を そっと温めてる

6/15/2025, 10:19:08 AM