長文家

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初めてこのアプリを使う。テーマは遠くの空へ、だそうだ。美しい言葉である。

でも、そもそも空って言うものは果てしない。そこで私は考えた。遠い空って、なんだろう。
そもそも空は遠い、遠い上にあるものではないか。

だから、遠くの空へって言われたってその遠くの空はわからない。天国だろうか。宇宙だろうか。それとも遠い国の上にある空だろうか。

結局、私にはわからない。これを読んでいる誰かはなんだと思うんだろう。私より面白い遠くの空とはなにかを思いついてくれたら嬉しいけれど。

ああ、哲学的な話になってしまった。遠くの空へと言うテーマで一つ書くならば、私は昔仲良くしてくれた留学生の女の子に一言言いたい。連絡手段がなくて、現地に行くまでは空に叫ぶことしかできない。

この場合の遠くの空は「遠い国の上にある空」である。

そして、言いたいこと。それは「ありがとう」なのだ。別れが寂しくて、言えなかった。恥ずかしくて、言えなかった。それだけの理由だが、後悔しかない。

不登校気味な私と友達になってくれたこと。異文化を教えてくれて、私を英語好きにしてくれたこと。たくさんたくさん、笑わせてくれたこと。まるで漫画のような日常を、私にくれたこと。

書けば書くほど思いつく感謝の理由を、空に向かって叫ぶことしかできない。まだ大学生の私には海外旅行をする暇なんてなくて、逢いにいけない。そもそも彼がどこにいるのかもわからない。

だから、諦めて空に叫ぶ。ありがとう。本当にありがとう。遠くの国の空に届くように叫ぶことしかできない。空は地球のどこでも存在するし、繋がっているから。

あれ、そう考えたら、遠くの空はそもそも存在しないのか?だって、空は全て繋がっているから。
それだったらいい、きっと彼女にこの言葉は届いているはずだから。

4/12/2024, 11:53:33 AM