オフィスの窓から見える景色は真っ白で、眼下の大橋を渡っていく車列はスロー。「わあ、すごい雪」 呟いた私に、隣の同僚は「昼には晴れるらしいですよ」と言った。「そうなんだ、じゃあ積もってもすぐ溶けるね」 安堵の返答をしながら、内心では(なあんだ)と思っている。 部屋の中と外の別世界感。 暖かい室内に閉ざされて、暗くなるまでしんしんと仕事をする。 肩をすぼめてフードをかぶって、新雪を踏んで帰る。 それが冬の趣なのに。
1/6/2026, 3:45:58 AM