「記憶のランタン」
人の記憶というのは、虚しいものだ。
どれだけ尊い記憶でも時間とともに薄れていき
いつか消滅してしまう。
何年か経ったら、楽しかった今日のことも忘れてしまうのかなと電車に揺られながら考えた。
時間を忘れてファミレスで語り合ったこと
ほっぺが落ちるほど美味しかった料理
そして、
何より貴方を愛していたこと
忘れないよう日記を書こうかと思うけど、文字にしてしまうのはなんとなく嫌で、頭の中に残したままでいる。
本当は忘れたいのかもしれない。
時の流れに身を任せ、思い出せなくなるその日をひっそりと待ち続ける。
もうそろそろいいかな、見えなくなったかな。
時が経ち何を飛ばしたんだったかと思考を巡ったが、街に流れるクリスマスソングでランタンは強制送還された。
なんかこのランタンずっといるよな?
もういいよ、
わたしの人生照らしすぎだよ。
11/18/2025, 1:21:05 PM