空がスカッと晴れて、どこまでも青く雲が見当たらない、
今朝の関東地方のように、しかも暖かかいのであったなら、
こんな日は公園の芝生で寝転がっていたい。
本当に、それだけで充分だと思う。
1905年5月27日は日本海海戦が行われた歴史的な日である。
秋山真之(さねゆき)の名文
「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」と旗艦「三笠」から大本営へ電報を打った。
たった13字、かなに直しても20字にしかならない、簡潔な文章の中に実はたくさんの情報が込められており、
尚且つ、美しい。
秋山真之はこの時、作戦参謀であったが、正岡子規とは子供の頃から親友であり、もともと文学者を目指していた。しかし、家庭の経済事情から軍人の道を選んだ。
戦争は、愚かな行為かも知れないが、そこから学ぶものは数多くある。
どうしても、リアルな結果が残るから、それらを分析して物事を導く事が出来るのだ。
米国は、建国以来ずっと戦争をし続けているような国で、それに付随するデータもまた、ずっと蓄積され続けている。
例えば、精神医学が本当に役に立っているのかどうか懐疑的に思われていた時代もあったが、
戦争すれば精神疾患を起こす人は増えるから、役に立つ医学である事が証明されたのだという。
空襲を受けて、精神疾患にかかった人を救えたのである。
それは、日本のように災害大国で被災した人々を救えたし、
災害でなくても、日々働き過ぎてダウンしてしまう人達おも救う事が出来ているのだ。
秋山真之は、バルチック艦隊を対馬海峡に捉えた、
まず、ここが大きい。バルチック艦隊を見失えば、補給路を絶たれるから、日本軍の勝ちはなくなる。
そして、見事捉えたけれども、勝てる保証はどこにもなかった。
というか、当時バルチック艦隊は世界最強と思われており、日本が勝つとは誰も思っていなかったのである。
しかし結果は、バルチック艦隊を殲滅してしまったのである。
戦争は怖い。
4/14/2024, 4:08:41 AM