月影若葉

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セシアは砂時計を見つめていた
「はぁ…やはりあの人魚のことが忘れられない
もう一度海辺へ行ってみるか…
ついでに地上のことを色々話せるように、砂時計等も持って行ってみるか。」
鞄に色々な物を詰めて、セシアは海辺へと赴いた


「以前はここに座っていたな。
この近くに居るのか?
もし移動していたとすれば…」

しばらく待っていると、例の人魚は水面から顔を出した

『彼、また来てるね
そうだね。僕等に興味があるのかな?
さあ?でも、悪い人ではなさそうだし、少し話してみる?
そうするよ』

『『こんばんは。君は何故この場所に来るの?』』
「あぁ、君か。こんばんは。以前見かけた時は話ができなかったからね、君のことについて色々と興味があるんだ。」
『『ふ〜ん、物好きだね』』
「そういえば、自己紹介がまだだったね。私はセシア。君たちは?」
『僕はノア』『私はリア』
「ノアとリアか、いい名前だ。」
『『それで、何しに来たの?』』
「ああ、そうだった。見てもらいたいものがあるんだ
とても綺麗だし、見ていると心が落ち着くんだ」
『『どれどれ?』』
話は盛りとても上がっているようだ

10/17/2025, 2:57:52 PM