語り部シルヴァ

Open App

『過ぎ去った日々』

卒業式を終えて、
部活に入っていた人はそのまま部活での卒業式を...
ほぼ幽霊部員だった文化部の俺は屋上で夕焼け空を見ていた。
人が想像するような青春を俺は送ってこなかった。

学校行事に振り回され、
イベント事に盛り上がるクラスに振り回され...
なんだかずっと振り回されていたような気がする。
まあ、参加権がこちらにあったならすぐ帰っていただろう。

あっという間だった。
大人になったらこんな日々も後悔が募るんだろうか...
普段なら抱えるほどの花束を持つはずだっただろう両手は
空を掴み、開いた手には優しい春風が吹く。

...さようなら。最後の屋上での時間を終え、
いつも通り家に帰ることにした。

語り部シルヴァ

3/9/2026, 10:37:51 AM