あなたが言ったまたいつかを何度夢見たでしょうか。
一年前国のために空へ行った貴方のことを忘れられません。
あの時は私の方が年下で、貴方に見てもらうためにモンペでも、髪をなかなか洗えないときでも自分に気を使うので精一杯でした。
今では憧れだった貴方の歳を超しもうおばさんです。
覚えてますか?
まさか自分の棺に乗って亡くなるなんて誰も思いつきませんよ。でもその時代はそれが主流だったから。
ガラス越しに
次またいつか会えたらお嫁にしてくれると、だからそれまで待っててくれと、
私貴方がいなくなってからずっと恋仲になった人は1人もいません。
でも貴方の遺書から見つかったのは私向けの謝罪の言葉。
「俺を忘れてください。」
綺麗な字で書かれていました。信じたくなかったけれど一目見ただけで貴方の字ということがわかりました。
そんな言葉私が欲しいわけないじゃないですか。
墨で塗りつぶしてあるところにひっそり期待を込めてなぞる。
癖がついちゃったんです、あなたのせいで
忘れたくても忘れられないんです。
貴方はよく頬杖をついて空を眺める。私、最初不思議な人だな
なんて思ったんです。
だけど今なら貴方に言われても仕方ないですね。
人に注意されて気づくことが多々あるのです。
空を見上げているとなんだか貴方に会える気がします。
最近は雨が降りません。
私の雨は止みません。
太陽のような貴方が私には必要です。
またいつか会えたら撤回してくださいね。
それまで頑張りますから見ててください。
7/23/2025, 6:39:52 AM